ピーマンの栄養効果は種とワタに10倍も?加熱や食べ方で栄養UP!
こんにちは!りこぴんです♪ ピーマンの栄養効果がグンとUPする食べ方をご存知ですか?野菜や果物は切り方をすこし変えるだけで栄養がアップ。ピーマンの栄養効果は種とワタに10倍も?加熱や食べ方で栄養UPについてご紹介しますね!
◆目次◆(クリックすると飛びます↓)
- 栄養ロスから隠れ栄養失調に?
- ピーマンの栄養効果は種とワタに10倍も!
- にんじんの損をしない切り方のコツとは?
- ピーマン、にんじんは加熱して栄養UP!
- レモンの栄養効果をUPするには?
- リンゴの損をしない食べ方は?
- 最後に
栄養ロスから隠れ栄養失調に?
夏の疲れが出てくるこの時期、
毎日の食生活で健康に気をつけて
しっかり食べているのに調子が出ない
という方はいませんか?
その答えは・・・
もしかして栄養ロスからくる
隠れ栄養失調かもしれない。
何とも興味深いお話を伺いました。
今回は「ちょっとしたコツで栄養が
アップするお得な食べ方」をテーマに、
私がいつも聴いているJWAVEの
別所哲也さんがナビゲーターの
J-WAVE TOKYO MORNING RADIO
(2017年8月15日、22日)番組内で
お話された内容をご紹介しますね!
お話をされたのは東京慈恵会医科大学
付属病院・栄養部・赤石定典先生です。
そして、聞き手は別所哲也さんです。
隠れ栄養失調とは?
しっかり食べているのに体の不調を招く
隠れ栄養失調の状態になっているとは
どういうことなのでしょう?
赤石先生によると・・・
隠れ栄養失調というのは、
カロリーが足りているのに、
ビタミンやミネラルが足りていない状態。
このビタミンやミネラルをとるために
野菜を食べている方はいますが、
こちらがしっかりと体に栄養が届く
調理方法かどうかが大事になります。
体に届く調理方法でないと
栄養がロスしてしまって、
結果的に体は快適に機能しません。
もう一つ、栄養の吸収というのがあり、
吸収率は年齢と共に下がってきます。
そのために効果的に栄養をとることが
大事になってきます。
切り方、調理方法、保存方法によって、
栄養の吸収率が変わってきます。
これまで常識と思っていたやり方が
栄養を9割以上ロスしています。
・・・9割以上ロスしているとは!!
けっこうショッキングなお話ですよね^^
調理方法は具体的にどうするの?
調理方法は具体的にどうするのでしょう?
まず野菜の切り方について、
野菜やくだものは切り方一つで
効果が上がったり場合によっては
10倍以上お得なことがあります。
野菜は収穫したあと
実際に死んでしまっているのではなく、
成長点というすごい力があるんですね。
たとえば収穫したあとのニンジンの
ヘタから葉っぱが出たり、
白菜の切り口が盛り上がるというのは、
成長するという力なんです。
この成長しようとする力は、
「成長点」といいまして、
成長しようとするここを放っておくと
野菜というのは成長点に奪われてしまいます。
ですので、芯に成長点があるものは
まず芯をとる、
葉に成長点がある場合は
その部分を切り離すというのが大事です。
それぞれ野菜の特長を知った上で
調理方法や切り方を考えないといけない
というわけですね^^
ピーマンの栄養効果は種とワタに10倍も!
続いて夏の野菜、ピーマンの損をしない
お得な食べ方が紹介されました。
損をしないきり方のコツとは?
ポイントは2つ!
1.タテ切り
ピーマンの細胞はタテに並んでいるため、
横に輪切りに切ってしまうと
細胞から苦味成分が出てしまいます。
この苦味成分はポリフェノールで
体の毒素を外に出す働きがあったり、
高血圧の予防に効果があるといわれています。
2.ワタと種は捨てない
このワタと種を捨てずに
一緒に食べることについては、
ピラジンという栄養素があり、
このピラジンはワタと種にふだん食べている
緑色の部分の10倍あります。
このピラジンは血行促進、美肌効果が
ありますので、ぜひとっていただきたい。
ほとんどの方がこのワタと種を捨てている
と思いますが、おそらく違和感なく
食べていただけるはずです。
ピーマンだけでなく赤や黄色のパプリカも
同じように食べてください、とのこと。
・・・なるほど、これまで種もワタも
思いっきり捨てていました(汗
これを知ったらもう捨てられませんね^^
にんじんの損をしない切り方のコツとは?
次ににんじんの損をしない切り方のコツ
を紹介していただきました。
ポイントは2つ!
1.皮をむかない
一般的に皮と呼ばれているものは、
内鞘細胞といって、可食部、
つまり食べられる部分の一部なんです。
実際ニンジンの皮は薄くて、
出荷されている段階では
ほとんど剥けている状態。
ニンジンは緑黄色野菜で
ベータカロテンが豊富ですが、
中心部(ニンジンの真ん中)よりも、
皮の部分にベータカロテンが2.5倍あります。
2.皮を食べられる方法で切る
この皮を一緒に食べられる方法として、
皮のついたまま輪切りか乱切りが良い。
逆に千切りだと、皮の部分ではなく
真ん中の部分だけ食べることに
なったりするため、食べる部分が
偏ってしまうためよくないとのこと。
ピーマン、にんじんは加熱して栄養UP!
さらに大事なポイントとして、
ピーマンもにんじんも加熱して
油と一緒に摂らないとあまり意味がないとのこと。
栄養の吸収に大きな差が出てしまうとか。
また油はどんな油でも構わないとのこと。
私の場合、これまで生でサラダによく
ピーマンを入れていたんですが、
即効、炒め物にいれることにしました^^
*ピーマンについては
下記も参考にしてみてくださいね ↓
レモンの栄養効果をUPするには?
赤石先生によると、野菜だけでなく、
くだものも栄養効果がアップする食べ方が
あるのだそうです。
レモンの損をしないきり方のコツは?
レモンはあの酸っぱさにビタミンCが
ぎっしり詰まったくだものになります。
その量はくだものの中でもトップクラスで
同じ柑橘類のみかんの1.5倍多く
ビタミンCが入っています。
ですからこの果汁を逃さない切り方は、
「クロス切り」がベスト!
(イメージした画像です^^)
まず、まな板にレモンの尖がった部分を
上に置き、左上から右下へ斜めに包丁をいれます。
続いて、対角線になるように
右上から左下に切りますと、
ちょうど4等分になります。
ここで大きい場合、
さらに半分に切っても大丈夫ですが、
斜めに包丁をいれることにより、
果肉が均等になり、
通常の切り方であるクシ切りよりも
3倍果汁がおおく絞れます。
このレモン果汁はポリフェノールや
疲労回復効果抜群のクエン酸が入っており、
風邪予防や美容効果もあるので、
積極的にとって欲しいですね。
このクロス切りはフランスでは定番
といわれてます。
ぜひお試しください、とのこと。
・・・これもクシ切りにしていましたね。
クロス切りは初耳でした^^
*レモンや風邪予防については
下記も参考にしてみてくださいね ↓
レモンを鶏のから揚げにかけるのは効果的?
このレモン、鶏のから揚げに、
かける or かけないの論争がありますが、
赤石先生によると・・・
栄養的にはレモンをかけるのがおすすめ!
レモン果汁をかけることによって、
鶏のコラーゲンを体の中で生成するのを助け
絡まりやすいといわれる動物性脂肪の
悪玉菌を抑えて消化をうながす効果があります。
鶏のから揚げにかけるのが抵抗ある方は、
付け合せのサラダにレモン果汁をかけても、
同様の効果があるので、
そういう食べ方でもいいのでは、とのこと。
私はから揚げにレモンをかける派ですが、
「かけないで」という人が周りにいないので
論争になったことないんですよね(笑
レモンの皮にうれしい効果が23倍も!
レモンの皮にもうれしい効果があるとか。
レモンの皮には
アンチエイジングにいいといわれる
エリオシトリンという成分が
果汁よりも23倍も含まれていますので、
ぜひ食べていただきたいです。
ですが、レモンを皮ごと食べるのは
一般的ではないため、
食べる方法としては、
薄くスライスするか細かく刻んで
料理に加えたりいただければと・・・
*野菜や果物の農薬ワックス取りについては
下記を参考にしてみてくださいね ↓
もう一つおすすめは塩レモンです。
保存容器に切ったレモンと塩をいれ
一週間ほど冷蔵庫へ入れれば出来上がり。
こちらは料理の調味料として
幅広く使うことができるとのことです。
そこで、塩レモンの具体的な作り方が
紹介されなかったので探しましたよ^^
チャンネル登録者がなんと40万人!
「カズ飯」で有名なカズさんが
無農薬のレモンで作ったという塩レモンの
動画を参考にしてくださいね!↓
リンゴの損をしない食べ方は?
リンゴの損をしない食べ方については
ポイントは2つ!
1.皮ごと食べられるように切る。
2.捨てる所をとことんなくす。
その切り方がスターカットという
簡単でお得な切り方があります。
これはレモンとは逆にまな板に
リンゴを横に置いて輪切りにするだけ。
厚さはお好みで切ってください。
そうすることで、皮も食べやすく
捨てる部分がほとんどありません。
リンゴの皮の部分には果肉よりも
カリウムが2倍、ビタミンEは4倍。
果肉を守る皮には
ポリフェノールが含まれており、
アンチエイジングや美容効果も期待
できますので、ぜひ皮ごと食べて
いただきたいとのことですよ^^
*アンチエイジングや美容については
下記も参考にしてみてくださいね ↓
今回ご紹介いただいたお話を
もっと詳しく知りたいという方は、
世界文化社から発売中、赤石先生が
所属する東京慈恵大学付属病院・栄養部
が監修を手がけた、
「その調理、9割の栄養捨ててます!」
をチェックしてみてくださいね。
最後に
今回「ピーマンの栄養効果は種とワタに
10倍も?加熱や食べ方で栄養UP!」
と題して、
ピーマンやにんじん、レモン、りんごの
栄養効果がアップする食べ方について
赤石先生のお話を中心に
ご紹介しましたがいかがでしたか?
今回の記事、これまでの調理方法で
栄養を逃してしまっていたという方は
ぜひ参考にしてみてくださいね!
なにかのお役に立てたらうれしいです!
はてブや読者登録で絡んでいただけたら、
すごく励みになります(*≧∀≦*)
最後までお付き合いくださり、
ありがとうございました!
りこぴんでした♪